Case Study建築実例

木の温もりが調和する優しい平屋のいえ

House data

岐阜県多治見市 K様

世帯人数 3人 商品名 シンセ・ピアーナ
敷地面積 364.17m² 延床面積 112.29m²
1階床面積 112.29m²

100坪以上を有する広大な敷地面積を余すことなく有効活用したK様邸。落ち着きを感じる深い軒は日差しを適度に遮るだけでなく、少し暑い季節でもお子様と遊ぶのに最適なスペースを作り出します。玄関へと続くアプローチは、ゆるやかな階段でお子様に優しい設計に。木目調の玄関ドアや外構に施された植栽が、シックな外観に柔らかさを添えてくれました。

家族が自然と集まる、心地よい住まい

家族が自然と集まるように、家の中心にリビングを配置。「どの場所からでもすぐにリビングにアクセスできるのは、平屋ならではですね。」と走り回るお子様を眺めながら話して下さいました。そんなリビングは、料理をしながらでも家族との会話が弾むよう、キッチンに背を向けないようにソファを配置。さらに、フローリングや折下げ天井にもオーク材を取り入れ、木の温もりを感じられる空間に仕上げました。休日には、旦那様とお子さんが庭で野球の練習をしたり、奥様はダイニングで柔らかな日差しを浴びながらコーヒーを片手にその様子を眺めたりと、ゆったりとした時間を過ごしているんだとか。「友人が遊びに来たときも、『新築って緊張するけど、ずっと居たくなるぐらい落ち着くね』と言ってくれるんです」と笑みを浮かべる奥さま。家族だけでなく、訪れる人にも居心地の良さを感じられる住まいが完成しました。

家づくりのストーリー

  • story01
  • 家を建てるきっかけ
自分で考えた家に住むのが夢だった。

子供が大きくなり、以前住んでいたアパートが手狭になってきたことと、小学校に入学するまでに引っ越したいと考えていたK様ご夫婦。小さな頃から家づくりのゲームに夢中になるほど間取りを考えるのが好きな奥様は、注文住宅で理想の家を建てることが長年の夢でした。その夢を後押ししたのは、友人のお宅を訪れたとき。「1階で全て完結する暮らしは子育てがしやすく、何より住み心地がいい。私たちも平屋を建てたいと思いました。」と語るご夫婦。広々とした土地を見つけ、『ここなら自分たちの理想を詰め込める!』とすぐに間取りを考え始めたのが家づくりの始まりでした。

  • story02
  • ハウスメーカー選び
この方と一緒に家づくりをしたい。

平屋が得意なハウスメーカーを中心に検討していました。奥さまの弟さんがトヨタホーム名古屋で家を建てたご縁もあり、紹介してもらった担当の方の売りたいというよりも“いい家を提供したい“という姿勢がとても素敵で、話を聞いているうちにどんどん惹かれていきました。その方と一緒にお家づくりをしたいと思ったのが大きな決め手になりました。トヨタホームの当初の印象はホテルライクな雰囲気のお家が多いイメージだったので、内装の希望は通らないかと思っていましたが、事例カタログを見たときに自分たちの希望も叶えられるデザインバリエーションがあることに驚きました。鉄骨造で大空間をとることができ、標準仕様の幅広さやカタログにないものも採用できるなど、どんな雰囲気にも対応できるオールマイティなメーカーだと思います。

  • story03
  • 設計・工事
プロの提案で、理想を超える住まいに。

「担当の方には全幅の信頼を置いていたので、全ての提案を採用させていただきました。」と語る奥様。憧れだった南面の大開口の窓と深い軒については、営業さんが何度も間取りを作成し、理想の設計を提案してくださいました。設計士さんは、全館空調の位置を細かく調整し、風が直接当たらない快適な環境を実現。インテリアコーディネーターさんは、ご夫婦の好みをよく把握し、LDKの見切りを金属見切りに変更したり、空調のルーバーの位置を工夫することでリビングドアをハイドア仕様にしてくださいました。「このチームでなかったら、イメージした通りの雰囲気は完成していませんでした。」とK様ご夫妻も大満足の仕上がりに。各担当者の細やかな対応により、理想を超える住まいが完成しました。

完成

こだわり抜いた平屋の快適な暮らしに大満足!

特に気に入っているのは、こだわりを詰め込んだ深い軒のある南面の大開口ですね。夏は強い日差しを遮り、冬は大きな窓から暖かい光が差し込むので1年中気持ちよく過ごせています。カーテンを和紙のような質感のブラインドにしたことで、ジャパンディな雰囲気もとても気に入っています。旦那さまもこの深い軒が気に入ったそうで、夏は軒下でバーベキューをしたり、お酒を楽しんだりと屋外の時間を楽しんでいます。打ち合わせ中に迷い、決めきれなかったお子様の勉強スペースについても、あえて余白として残しておいたことで、必要になったときに最適な使い方を選べるようになりました。これからは、家庭菜園をしたり、家族や両親とホームパーティーを開いたりと、新しい暮らしを楽しんでいきたいと思います。

暮らしてわかったこうすれば良かったこと
不安な点は事前にすべて確認していたので、住んでから後悔していることはほとんどありません。強いて言えば、全てのシャッターを電動にしておけば良かったなと、少し後悔しています。電動シャッターの便利さに慣れてしまうと、手動のシャッターが手間に感じてしまい、結果としてあまり使わなくなってしまいました。
家を建てる方へのアドバイス
情報収集はInstagramなどSNSを参考にして、自分たちの好きな雰囲気を明確にすることが大切だと思います。ただ、流行りの設備や間取りをそのまま採用するのではなく、自分たちの生活に本当に必要か取捨選択をする事も大切だと思いました。私たちの家は、ファミリークローゼットやパントリー、ランドリールーム、回遊動線等を採用していないのですが、適所に配置した収納のおかげでとても暮らしやすいです。家づくりの過程で、家族間での意見が食い違っても、その都度しっかりと話し合ったことで、打合せを円滑に進めることができたのではないかと感じています。

担当スタッフの振り返り

 
設計スタッフ

尾﨑

Kさまのこだわりを最優先に、ノイズレスな空間でありながらも、機能性に優れた住まいを実現することを目指しました。特に、トヨタホームの全館空調システムにおいては、冷暖房の吹き出し口の位置を丁寧に計画し、視覚的に目立たないように配置。これにより、空間の美しさを保ちながらも、心地よい温度環境を維持することができました。吹き出し口からの風の流れを細やかに考慮することで、居心地とデザインの両立を図ることができ、お客様の求める家の実現に一歩近づきました。
また、折り下げ天井の寸法も慎重に計算し、空間全体になじむように設計しています。ジャパンディスタイルを意識した落ち着きのある雰囲気と、現代的な機能性を両立させた設計により、時間が経つにつれてさらに愛着が湧く家になったと感じています。お客様が大切にしている「静かで調和のとれた生活空間」を叶えるために、細部にまで心を込めて設計しました。

 
インテリアスタッフ

小鹿

K様との家づくりは、K様と私たちスタッフが一つのチームとなり、理想の住まいを一緒に形にしていきました。
奥様は最初から明確な叶えたいイメージをお持ちで、細部にわたるご相談を重ねながら、実現方法を一緒に考え、ご提案を進めていきました。
広々としたLDKには、部分的に突板の天井板を採用し、木の質感を活かしたゆったりとしたソファがぬくもりを演出。
さらに間接照明の柔らかな光が空間を包み込み、寛げる温かな住まいとなりました。
K様ご家族がこの空間で心地よく過ごし、幸せな時間を積み重ねていただけることを願っています。