Case Study建築実例

開放感とゆとりを味わう中庭のあるいえ

House data

愛知県愛西市 Y様

世帯人数 2人 商品名 エスパシオEF
敷地面積 497.32m2 延床面積 270.41m2
1階床面積 162.35m2 2階床面積 108.06m2

石畳のアプローチを抜けた先に佇む、切妻屋根と濃淡二色の外壁が印象的なYさま邸。家ではリラックスしたスタイルで過ごせるよう外周面の窓は極力なくし、2つの中庭から光と風を室内にたっぷり取り込んでいます。中庭を囲むように配したLDKは、柱がなく流れるような一体感と開放感に満ちている一方、ご来客があってもプライベートエリアに目線が向かず、動線も交わらないプラン。広さを変化に富んだ空間づくりに存分に活かした、ゆとりの贅を味わう住まいです。

他にはない眺めと心地よさに
訪れた人が驚き楽しみくつろぐ家。

中庭から見るLDK、二階から吹抜越しに見下ろす眺めなど、場所ごとに印象の変化が楽しめるのがこの家の魅力。遊びに来た娘さんのお友達がインスタグラムに家の画像をアップし、それを見た別のお友達が次々遊びに来るということも。奥さまの住宅関連のお仕事をされているご友人は、自宅以外では寝ない赤ちゃんが寝てしまうほどの快適さに驚いて再訪を誓われるなど、家づくりのプロの方にも評判がいいようです。
Yさんが選んだソファや奥さまの長年の念願だった一枚板のテーブル、玄関の裏が主寝室という思い切った間取り、スタイリッシュな旅館のようなライティングの長廊下、扉のないトイレ。「うちはちょっと変わっているから」と笑うYさんご夫婦が「最後に建てる家」と表現されたお住まいは、空間にも家具にもお二人らしさが感じられる、唯一無二の場所でした。

家づくりのストーリー

  • story01
  • 家を建てるきっかけ
Yさんのひと声で動き出した家づくり。

奥さまによるとYさんの「家を建てるよ」という言葉で家づくりが始まりました。Yさんは建てたい家について9割方イメージができていたそうです。

  • story02
  • ハウスメーカー選び
営業らしくない営業スタッフとの出会い。

ある住宅メーカーさんから土地紹介を受けるも気に入る物件がなく、ご自身で探して見つけたのがトヨタホームの建築条件付き土地。それがトヨタホームを視野に入れるきっかけとなり、展示場で話を聞くうちに興味を持ち始めました。クルマも家具も、売る「人」を重視し、商品やブランドに愛情を持つ担当者とお付き合いするYさん。家も同様で、愛知・岐阜・三重のトヨタホーム展示場をまわり、出会ったのがトヨタホーム名古屋のある営業スタッフでした。ご夫婦は「換気扇の掃除の仕方とか、(契約に直接関係がない話でも)『こういうのが仕事ですから』って、すごく細かく答えてくれて、その姿勢にすごくひかれて。愛社精神も感じられました」「おうちの話は一切されないし、営業っぽいイメージがなかった」という印象を受け、「この人にまかせよう」と決心したそうです。

  • story03
  • 設計・工事
希望を全て取りこんだ提案、決め手は間取りの「面白さ」。

Yさんは柱などで分断されない開放感とゆとりに、外部や来訪客からの分離、奥さまは玄関を開けると庭木が見えることや、「一枚板のテーブル」のあるダイニングなど、理想とする家の明確なイメージ・ご希望を最初からお持ちでした。初回のプラン提案では、営業スタッフと設計スタッフそれぞれが考えた間取り図が2枚、テーブルに着いた二人の前にスッと出されたそうです。両案ともご希望を余さず取りこんでいましたが、結果は設計スタッフの勝利。その理由は中庭を気に入られたのに加え、南側の玄関横に寝室を配したプランを「面白い!」と感じられたこと。営業スタッフが「南側寝室の発想はなかった・・・」と驚き、設計スタッフが「斬新に見えて生活しやすさもしっかり考えています」と話すプランは、サイズの微調整以外に最後まで変更を加えられることはありませんでした。当時を振り返りつつ、「営業スタッフさんの図面もよかったんです。設計スタッフさんの図面を見ていなかったらそちらで建てていた」とフォローしてくださるYさんの言葉には、トヨタホーム名古屋チームへの信頼や愛情があふれていました。

完成

イメージが形になった、大きな家。

完成した家を見た奥さまの感想は、「大きい」。工事中は近所の方に「ダンスホールをされるんですか?」と尋ねられ、設計スタッフからは「展示場の1.5倍位ありますよ」と聞かされてはいましたが、建ってみると想像以上に大きく感じられたそうです。Yさんは2Dから3D、4Dになっていくような感覚を持たれ、「ああ、本当にちゃんとこんな家になったんだ。満足。それしかないよね」というご感想。イメージが形になったことに喜びを感じていらっしゃるようでした。

暮らしてわかったこうすれば良かったこと
土地がもう少し広ければ中庭や寝室の広さをもっと広げればよかったというYさん。特にお気に入りの中庭は、一枚ガラスのフィックス窓にしたかったところを、家財搬入のために開閉できるサッシ窓にされたそうです。好きな家具や家電を家に置くためには仕方のない選択でしたが、窓にロールカーテンを設置して、「閉じれば一枚の壁、開くと中庭が広がる」という当初思い描いていたイメージに近づけたそうです。
家を建てる方へのアドバイス
もし誰かに家づくりのアドバイスを求められたとしたら、私たちを担当した営業スタッフさんを呼んで「この人と話してみて」と言います。趣味や嗜好はその人ごとにあって、自分の想いと相手の想いは違うので、営業スタッフさんの方が適切なアドバイスができると思います。相手に「どうしたらいい?」と具体的な質問をされれば答えますが、やはり建てる本人がどうしたいかが大切なので、アドバイスというより「あなたはどうしたい?」とまずは聞きますね。

担当スタッフの振り返り

設計担当プランナー

伊藤 章策

思い切りが良く豪快なご主人と、お洒落でセンスの良い奥さま。お二人は旅行好きで、温泉好き。ならばいっそ旅館のような住まいにしようと考えました。必要なのは機能と遊びの両立。建物が大きく、玄関からキッチンが遠いため、車寄せ・勝手口からパントリー~ユーティリティ~洗面と裏動線を作り家事効率も向上させ、大きな吹抜けのある約40畳のLDKも含め快適な空間にするため全館空調を提案。寝室と浴室を回廊でつなぎ中庭を中心にプライベートを確保し内に開いた気持ちの良い邸宅が誕生しました。びっくりしたのが、設計中に奥さまからご主人が勝手にテレビを買ってきちゃったとか、ソファを買ってきちゃったとか…しかもどちらも特大サイズ!何とも思い切りの良い事で(笑)。そんな素敵で楽しいご夫婦だから、設計意図を理解し受け入れて頂けたのだなと思い、感謝の気持ちでいっぱいです。これからこの旅館のようなお住まいで、楽しく豊かな時間をお過ごし頂けたらと思います。

インテリアコーディネーター

梶田 友里

Yさまのお住まいは外ではなく内に開けた空間になっており完成した際は、壮観でした。LDKに居ながら人目を気にせず中庭で季節を感じていただける本当に心地よい空間です。
ご主人のお気に入りの回廊についても床材・壁紙・照明とこだわってお選びいただき、開けたLDKの空間とはまた違った楽しみのある場所となりました。
奥さまの上質な物を見極める美意識の高さに私も大変勉強になりました。多岐にわたるお打ち合わせにもお付き合いいただき、また現地にもお寒い中何度も足を運んでいただき本当にありがとうございました。

 

営業担当

Yさまと初めてお会いした際は、家とは関係のない話ばかりした事を今でも覚えています。家のご要望も具体的にお持ちだったので、それがだんだんと形になっていき、その都度お打合せをする度にとても楽しい時間を過ごせました。お引渡し後もお伺いする度に温かく迎えてくださり、ありがとうございます。これから先も長いお付合いを宜しくお願いいたします。